2016年8月1日月曜日

「6つの学校病」って知ってますか?

 子ども達は夏休みの真っ最中ですね。この夏休みの間に、1学期の検診で見つかった虫歯などの治療を行って、健康面でも安心して2学期を迎えたいものです。
ところで...
就学援助制度を利用している世帯には「6つの学校病」については無料で医療が受けられることをご存知でしょうか?

「6つの学校病」
1)トラコーマ、結膜炎
2)白せん、かいせん、とびひ
3)中耳炎
4)蓄膿症(慢性副鼻腔炎に限る)
5)虫歯(永久歯)
6)寄生虫病
また、アレルギー疾患の内、アレルギー性結膜炎と鼻炎は学校病に含まれます。

手続きは、指定医療機関の名前が入った「医療券」を学校で発行してもらいます。
保健の先生か担任の先生にご相談ください。

なぜこんな制度のお知らせをするかと言うと
就学援助制度のお知らせ(案内)には記載されているのですが、知らない方が多いからです。
実際に私も就学援助制度を利用していた期間、この制度を知りませんでした。
上記の学校病は、子どもなら一度は経験するような病気ばかりです。ぜひ活用してください。

茨木市では子ども医療費助成制度が小学校を卒業するまで使えます。今年秋の医療券の更新時からは、所得制限がなくなることが6月議会で決まりました。しかし、1回500円の自己負担はなくなりません。就学援助受給世帯では、こういった医療費の心配することなく治療に専念することができます。

就学援助制度を利用している家庭は全体の2割に満たないですが、私は受給資格のあるご家庭は潜在的にはもっと存在していると思います。
申請しにくい制度なら、申請方法を変更させる必要がありますし、制度を知らない方が多いのなら、知らせる手段の工夫が必要です。
みなさんのご意見を伺いながら、制度の周知とより良い制度への改善に努めたいと思います。