2017年7月23日日曜日

ふるさと祭りの季節がやってきました

 茨木の夏の行事、小学校区ごとのふるさと祭りが22日から始まりました。
22日は東小学校区、23日は庄栄小学校区のふるさと祭りにおじゃまし、地域ごとに祭りの雰囲気を楽しませていただきました。

 参加させていただくことでそれぞれの工夫や苦労がうかがえるのが楽しみです。この楽しみは色んな地域のお祭りにおじゃまできる市会議員ならではの特権だなと思います。自分の置かれている立場から気づくこと考えることが地域の行事ではさまざまあり、またそれが議会活動にも役立ちます。

 私はみなさんに市議会に推し上げていただいてから今まで、地域協働や自治会活動について質疑ができる文教常任委員会に所属しています。茨木市は「地域コミュニティ基本指針」を策定しており、自分の地域のことは自分たちで考えるという方向性を示しています。しかし自治会加入率が低い中で、すべての地域住民を対象にしようとするのには無理があります。自治会や地域活動をされている役員のみなさんはその役割をこなすので精一杯で、組織に加入していない地域住民のことまで手が回らないのが現状です。こういった課題をどういう角度から議論していくか、そのヒントがもらえるのが地域の行事、その現場にあると考えています。
 
 最近でも局地的豪雨など、予期できない災害が増えており、防災の観点から言っても住民自治は重要な課題です。これを行政側からの押しつけではなく、地域に住む人の自主性で、誰もが担い手になるためには、自治会の加入率を引き上げることが大切だと考えます。しかし「役が回ってくるから自治会をやめる」「高齢でゴミ置場の掃除ができなくなってきたので自治会を続けるのは心苦しい」などの声はたくさん聞こえてきます。
 一人ひとりが公共の一員であると思える社会を作ることと合わせて、身近なことで変革できることは少しずつでも取り組みたい、それが私の願いです。

 今回の訪問でも自治会役員のみなさんとのお話の中で、ともに取り組みたい地域の課題も教えていただきました。
市会議員とは身近な御用聞きをすることも大切ですが、それぞれの立場から行政に要求を届けることで一人の力ではなくみんなの力で市政を変えていることを実感していただく、いわゆる住民自治を発揮していただくための縁の下の力持ち的な役割も重要だと考えています。
 〜ご一緒に市政を変えましょう〜これが私の政治姿勢です。


 何はともあれ祭りの楽しみは色んな出店を巡ること!
盆踊りは踊れないので、もっぱらお腹を満たしながらみなさんとご一緒に楽しみたいと思います。

2017年7月22日土曜日

閣議決定は誰のためにある?

 政府は21日「原子力利用に関する基本的な考え方」を閣議決定しています。
「考え方」は、原子力への不信・不安に真摯に向き合い、社会的信頼の回復が必須だとしながら、原子力の利用実績の積み重ねで不信・不安を軽減することを明記しています。政府は「適切な原子力利用は必要である」とする原子力委員会がまとめたこの「考え方」を尊重するとしています。

 この報道にふれた時、あまりにも国民を置き去りにした感覚に驚きました。
茨木でも毎週金曜日には原発をなくそうと市民のみなさんが声をあげておられます。未だに自分の故郷に帰れない方もたくさんいらっしゃいます。自主避難を余儀なくされる方たちも少なからずいる中で、こういった国民の暮らしや感情を置き去りにし、決められる閣議決定とは一体なんなのだろうと感じました。

 福島原発事故で、原発との共存ができないことは明らかとなりました。福島第一原発では未だに事態収拾策も確立されずに放射能が漏れているのが現状です。こんな中で「原子力の利用実績の積み重ね」が、国民の求めている方向性なのでしょうか?
 私は誰もが命の安全のあるエネルギー政策を求めていると思っています。命を脅かしてまでの電力供給を望んでいないからこそ、猛暑の中でも節電が呼びかけられているのではないでしょうか。安全・安心なエネルギー政策と原子力利用は相容れないことは、この間の情勢が物語っています。

 「原子力利用に関する基本的な考え方」には案の段階で728件の意見が寄せられたそうです。しかし原発や核燃料サイクルの撤退を求める意見は採用されませんでした。こんな偏った意見で作られた「考え方」で、国のエネルギー政策が推し進められてはたまったものではありません。
 たくさんのみなさんとともに「原発はいらない」「命が守られるエネルギー政策を」という声を引き続きあげていくことの大切さを感じた報道でした。

 そしてもう一つ感じたことは、閣議決定の必要性です。これまでも安倍昭恵さんは私人であるとか、あげればきりがないほど政府のご都合で閣議決定が行われてきました。すでに国民にとって閣議決定はどうでも良い存在と化しているのではないでしょうか。
 国民感覚とずれたことしか決められない政府には、退場を求める以外ありません。

政治を変えたいと感じるみなさんとともに私も声を上げていく決意です。

2017年7月9日日曜日

夕方は豪雨でした

 今日の夕方はものすごい雷雨がありました。
実はあまり外の様子がわからない状態にあったので、その後1〜2時間ほどしてSNSで発信されている茨木の様子に驚きました。被害はなかったのか?気になったので、夜になってから生活相談地域を一回りしてきました。

 すでに雨も落ち着いており、この間公共下水道も時間雨量50mの処理ができるものへと工事が進められていることもあり、街の様子は落ち着いていました。それでも豪雨だったということが感じられる箇所もありました。

 今朝の市政報告会の際に、水害対策はちゃんとしているのだろうかと、九州での被害を受けて心配しておられる声も出されました。そのこともあり河川の様子を確認しました。上流から下流にかけて流れる量が増え、遊歩道の上まで水嵩が増しているところもありました。河川改修ではご意見をいただく機会も多くあります。今日、自分の目で見たことで、今まで気づかなかったことが見え、取り組みたいことが出てきました。

 茨木市での今夜の被害は道路の冠水3ヶ所と停電が市内各所であったと見回っている最中に連絡がありました。ふだんひっそりとしているポンプ場には電気がつき、交番にはおまわりさんが駐在していることに安心した夜でした。私たちの見えない部分で市民が安心して暮らせるよう、たくさんの方が苦労をされています。それでも「想定外」な事態が起きないように、万全を期すことは大切です。

 自分の目で見て気づいたことを今後の取り組みに活かしたいと思います。

2017年7月6日木曜日

今日は国民平和大行進♪

毎年7月6日に国民平和大行進が茨木にやってきます。国民平和大行進とは、核兵器をなくそうという思いを行動で示そうと、東京から広島まで歩いてアピールする取り組みです。

 お昼の市役所前グランドでの出発集会では、市長や議長からのメッセージ紹介の後、茨木原爆被害者の会の岩本会長が激励の挨拶をしてくださり、今の政府の戦争へと向かう国づくりへの危機感、国連で行われている核兵器禁止条約の締結に向けての思いなどを語ってくださいました。
 また、フィリピンからこの平和行進に参加されている青年も「こんなにたくさんの人と同じ思いで歩けるのは素晴らしい」と話していました。

私は毎年摂津市までの道のりを行進するのですが、今年は予定が立て込んでおり、集会で議長のメッセージを代読した後、行進出発を激励しながら見送りました。

 折しも明日は国連で核兵器禁止条約の交渉会議の第2会期が終わろうとしています。たくさんの議論の中で修正が重ねられ、集団の英知で作られる核兵器禁止条約が締結されることを望みます。