2020年7月5日日曜日

感染対策費用の有効活用のためにも 市民とともに進める感染対策を

 茨木市では保育所、幼稚園、学校、福祉施設などに感染対策費用を出すことを決めています。それぞれの施設では空気清浄機や消毒液の購入などにその費用が活用されています。
 このお金を使って、施設を利用する方だけでなく、そこで働くみなさんにも安心してもらえる対策を行うことが必要です。それぞれの施設を利用しての疑問、もっとこんな対策をしてほしいという意見は、利用の際に伝える必要があります。みなさんの大切な税金を有効に活用しましょう。
 私、大嶺さやかは、感染対策について、以下の点についても議会で質疑しています。

~消毒作業に人手増やして~
 保育施設や幼稚園、小中学校などでは、新たに施設の消毒作業が働く方の大きな負担となっています。
 日本共産党代表質問では「保育や教育に専念できるよう、感染予防対策を行う人員を配置すること」を求めましたが、市は「各組織において適切な協力体制が取られているものと考えております」と答えるのみでした。
 文教常任委員会では、各学校に配置されている業務サポーターがその役割を担うのか確認したところ、休校中は消毒作業や感染防止対策の仕事を行っていたが、本格的に学校が再開された後は「通常の業務に戻るため消毒作業は行わない」と答弁しています。
 学校では教職員が階段手すりなどの消毒作業30分を捻出するのも苦労されており、過重負担解消の手立ては何を置いても必要です。

~ファミサポの感染対策は~
 さまざまな施設に対する感染対策費が予算計上される中、ファミリーサポートセンターについては、学校休校中の利用が増えているにも関わらず、利用料補助は創設されても援助会員向けの感染対策費については予算化されないことについて確認しました。
 市は「ポイントである十分な手洗いと室内換気、消毒方法について、具体的に示された厚生労働省作成のパンフレットを援助会員全員に送付し、感染防止に努めていただいております」と答弁しました。
 リモート帰省が推奨され祖父母にさえ会わない過ごし方を勧めている時に、援助会員は子育てする側にとっては緊急事態に手助けしてくれる非常にありがたい存在です。安心して援助するための手立てがこれで十分か、疑問に感じます。
 援助会員のご意見をもとに、緊急事態も継続できる体制を整える責任は市にあります。