2025年5月24日土曜日

非核平和のアピールを 茨木市から

  昨年の文教常任委員会と今年3月議会本会議において、戦後80年を迎える今年度は、平和の取組みを例年よりも強めることを要望しました。

 茨木市は今年度、非核平和展を戦後80年にふさわしい形で取り組む考えで予算編成を行っています。私、大嶺さやかはそれだけにとどまらず、ウクライナやガザでの紛争を憂慮する市民の平和への願いに応える形で、通年を通じた取組みが必要ではないかと訴え、すぐにできる取組みとして「非核平和都市宣言を行っている自治体として、市役所への懸垂幕の掲出機会を夏に限らず増やすこと」を求めていました。

 現在、市役所の北側の壁面にはこの趣旨に沿った懸垂幕が掲げられています。お近くに来られた際にはぜひ見上げてみてください。

 ガザでは202310月に始まったイスラエルによる大規模な軍事作戦によって、これまでに16,500人以上の子どもが命を落としたとガザ保健当局が522日に発表しました。この状況下で自分の暮らす身近な自治体から「核兵器は製造も使用もすべきでないこと」「戦争行為をやめること」を発信できる取組みとして、小さな一歩かもしれませんが、平和に向けたアピールだと感じています。

 521日、22日は民生常任委員会の行政視察でしたが、訪れた自治体でも市役所には「平和都市宣言」のプレートが玄関口に掲げられていました。今、文教予算よりも介護の予算よりも軍事費に重きを置く日本で、それぞれの自治体でのこういった平和への取組みがとても大切だと感じています。