2017年4月13日木曜日

中学校給食は全員で食べるものに


 私、大嶺さやかは、みなさんに議会に押し上げていただいてから一貫して『みんなで食べる温かい中学校給食』を実現するために取り組んでいます。日本共産党は毎年の3月議会に、市が提案する予算を「もっと市民のくらしを重点に活用すべき」との立場から具体的な対案を示して奮闘しています。その中に中学校給食を全員喫食にするための検討予算として、市民参加で審議会を行いしっかりとした検討を行なうには300万円は必要だと訴えてまいりました。

 

 そんな中、今年度の予算では中学校給食のあり方を検討するために30万円が計上されました。これで市民の望む給食実施となるのか?この点について3月議会では、本会議でも委員会でも質疑を行いました。

 

 昨年4月の市長選挙後初めての6月議会で、福岡市長は中学校給食についての検討を行なうとして、生徒や保護者、教職員にアンケートを実施すると提案されました。

 茨木では木本市長時代にすでにアンケートを実施し、家庭からお弁当を持参できているので全員を対象とした給食は実施しないと決めた経過がありました。これと同じことをするのは無意味であること、市長としてどのような中学校給食を実施したいかを明確にした上でアンケートは行なうべきと質しました。

 

 3月議会ではまず福岡市長に「市長選挙の際に中学校給食について述べたこと」を伺いました。市長は市民団体からのアンケートに「中学校給食は実施したい」旨を記載したが「大切なのは行政の継続性」と、希望を言っただけかの答弁に終わりました。大小に関わらず市民の税金を使って検討するのですから、全員喫食を実施する気のない検討は税金の無駄遣いといわざるを得ません。30万円使って実施する内容は、教育委員が各種団体(PTAなど)に聞き取りを行なうというもので、意見聴取したという事実を作るだけのものにしかならないことが明らかとなりました。

 

 日本共産党ではこの一連の質疑をうけて、今回の3月議会にも中学校給食の検討予算として300万円は必要であると訴えました。

 市民が払う大切な税金は、市民のくらしにこそ使われるべきで、1円でも有効活用されるべきです。大変な思いをして払っている市民の思いがわかるからこそ、無駄遣いは許せません。

 

 引き続き子育て世帯の強い願いである全員喫食の中学校給食の実現にがんばります。