2016年8月4日木曜日

子ども医療費助成制度の所得制限がなくなります

 6月議会では子育てしやすい市政に一歩前進し、子ども医療費助成制度の所得制限が廃止されました。

 茨木市では子ども医療費助成制度は小学校6年生まで適用されています。しかし所得制限が設けられ、入院など多額の出費を伴う場合などはお金の心配が先立っておちおち入院もしていられないという声が私のところにも届いていました。ちょうどこのお母さんの思いを12月議会の保育・子育て支援策の充実を求める請願の賛成討論の中で紹介し、所得制限をなくすよう求めたところでした。

 お金の心配なく安心して医療が受けられることの大切さを私自身も子育ての中で実感してきました。現在高校生の息子の育った時は、小学校3年生までが助成の対象でした。産休終わりで保育園に通い始めた途端に肺炎にかかり入院した時に、重度の食物アレルギーがあることもわかり、病院とは縁の切れない子育てが始まりました。医療費助成制度があったことで、お金の心配をせず気になることがあると病院へ通えました。しかし適用年齢を過ぎると途端に医療費の心配をしなければならず、急を要する場合などを除き心理的に通院が抑制されました。思春期で体にも変化がある年頃に、お金の心配なく病院へ行けることの大切さを身を以て実感しました。

 こんな経験から、子育て世帯が住み続けたいと感じる自治体にするには、安心して子育てができる施策の充実が大切であるとの思いで取り組んでいます。日本共産党が長年主張してきたことが実現し嬉しい限りです。引き続き、助成対象年齢引き上げへ、まずは中学卒業まで適用することを求めて頑張ります。

 なお、今回の所得制限の廃止は、12月から施行されます。みなさんのところで、市政が変わったと実感ができるのは少し先となります。

 みなさんの市政に対するご意見やご要望もお寄せください。