2017年9月30日土曜日

小選挙区でのたたかい方を決めました

 日本共産党は、大阪9区では社民党との候補者1本化をした上で、今度の総選挙をたたかいます。

 安倍首相によるご都合主義な解散総選挙が決まってから、駅頭での宣伝に対する有権者の反応は、野党共闘を前にすすめる立場で頑張る日本共産党への期待を感じることもあれば、政治に期待することは何もないと冷めた思いを感じる人まで、実にさまざまです。

 そんな中、戦争法の強行採決への怒りから始まった「アベ政治を許さない」と毎月19日の総がかり行動を共に取り組む市民のみなさんの政治を変えたいという願いは、総選挙に向けて、この9区でも野党統一候補を実現したいという強い思いとなり、9区中に広がりました。

 そして解散を前後して国会では野党共同の情勢が大きく揺れ動きました。民進党や自由党の「希望の党」への実質上の合流を受けて、日本共産党がしっかり力を合わせてたたかう立場を合意できたのが社民党です。
 この動きを受けて、大阪9区で市民のみなさんの願いを何としても実現したいと取り組んできた私たちも、中央が合意した方向でたたかいをすすめることを決めました。

 何よりも安倍首相の「お友達政治」「国民の声を聞かない政治」への有権者の怒りは、この間の地方選挙で結果として示されています。それなのに、憲法を変えたい自民党と立場を同じにする、あるいはさらに戦争の道を突き進みたいと考える人たちが立ち上げた「希望」という名のお先真っ暗政党への民進党の吸収に、良識ある市民のみなさん、政治を変えたいとがんばってきたみなさんが、野党共同はどうなっていくのかと落胆や怒りが入り混じった思いでいる中、すぐにでもたたかう準備を整えて打って出られる条件があるのであれば、日本共産党に求められていることははっきりとしています。
 
 私は市会議員になり5年目を迎えますが、木本前維新市長の、議会にもはからず独断ですすめる暴走政治のもとで、安倍さんのように声を聞かない政治が行き着く先をすでに体験してきました。そして昨年の市長選挙では、市民の声を聞く当たり前の政治への願いは、市長を変える結果を作り出し、市民と対話できる市政を作り出しています。

 「共同で政治を変える」その最前線で政治活動を進めてきた者として、日本共産党のとるべき道を自分たちで納得した上で決めて、これまで力を合わせてきたみなさんの政治を変えたいエネルギーを、2倍にも3倍にも引き出せる選挙にしたいと考えています。

 これからも安倍自公政権に政治を任せていても良いのだろうか?
と少しでも疑問や不安に思うみなさん、9区では服部良一さんを国会へと送り出し、政治の変わる楽しさを実感できる選挙戦をともに作りましょう。

 もちろん比例での日本共産党の躍進にも全力を尽くします。みなさんの大きなご支援をよろしくお願い申し上げます。

ご一緒に政治を変えましょう。

 

2017年9月29日金曜日

昨年度の国民健康保険料、本来は3万円引き下げられた!?


 9月議会が終わりました。
  
 9月は予算だけでなく昨年度の決算についても審査します。昨年度茨木市の決算は9億円の黒字を出しました。これだけあれば、市民が求めるサービスがもっと充実できるはず!

日本共産党はこんな立場で決算審査を行なっています。積立預金にあたる基金総額は実に200億円を超えました。


今回特にひどいと感じるのは国保会計。国保加入者数と医療費予測を大きく見積もることで、保険料設定を高くしています。そして黒字になったからと、本来保険料引き下げのためにと一般会計から入れるはずだったお金も入れないで引き上げているのです。


一人当たりの保険料に換算すると、過大見積もりで1万5千円、一般会計に引き上げた分で1万5千円。合わせて1人当たり3万円保険料を引き下げても、国保会計は困らなかったことを示しています。


「保険料が高くて払えない」「失業したので保険料が払えない」など大変な中、窓口で相談しながらなんとか納めている市民が多いのが現状です。国保加入者に大変な思いをさせて、市は黒字が出ても一円も加入者の保険料には還元しません。


本来社会保障であるはずの国民皆保険が、利益団体となっている実態にNo!の声を突きつける討論を、私大嶺さやかが行ないました。


来年度から大阪府で制度が統一されることで、茨木市では今より2万円は引き上げられる試算が出ています。

市民の払う税金は、自分のくらしに役立っていると感じる使い方を求めて、引き続き取組みます。

2017年9月20日水曜日

総選挙の準備はできています


9月10日阪急茨木市駅東口で街頭演説を行いました。
 ちょうど9月議会の本会議が終了した後でしたので、私からはこども医療費助成制度が来年4月から中学校卒業まで拡充されること、合わせて維新府政による障害者や高齢者のための福祉医療費助成制度の改悪に準ずる形で市の制度も悪くなることが提案されており、日本共産党は27日の最終本会議に向けて対案示して頑張ることなどをお伝えしました。

 もう一人の弁士は山元たけし大阪9区国政対策委員長です。
 25日から始まる臨時国会の冒頭に、安倍首相は解散総選挙に持ち込むのではないかと報道されていますが、日本共産党は来るべき総選挙に向けて予定候補を決めて活動しています。
 この日は北朝鮮のミサイル発射問題について国連で作られた核兵器禁止条約を世界各国が批准作業を行うことで、核兵器を放棄させる包囲網をつくることが大切と訴えました。

 野党4党は都議選前に臨時国会の召集を要求しており、ここまで開かずにおいたこと自体が憲法違反です。憲法53条によれば、求めがあれば政府は召集しなければならないことが明記されています。
 国民が明らかにしてほしいと感じている森友や加計学園問題、北朝鮮から国民を守る行為について、この間安倍首相は閉会中審査で済ませてきました。自分の都合で国会を召集し自分の都合で国会を解散することが、民意を反映した政治なのか?
 ここに私は怒りを覚えます。

 野党が共闘しこのたたかいをのりきれるよう、私自身も精一杯取り組みます。
みなさんの大きなご支援をお願いいたします。

2017年9月18日月曜日

色々と考えた敬老会

 本日は庄栄校区と中津校区の敬老会へお邪魔しました。

 昨日も敬老会を予定されていた校区がたくさんありましたが、残念ながら台風の影響で中止になっています。昨日は風が強く、自転車に乗っていて転倒された方もいらっしゃるほどだったので、敬老会自体の中止の判断は安全第一で良かったと感じました。しかし今日、敬老会に出席する中で感じたのは、やはり金婚式は独自にお祝いすべきではないかなということです。

 茨木市では4年ほど前から、市全体で行っていた金婚祝賀会を取りやめ、地域の敬老会の場で行う形式に変更しました。もちろん日本共産党はこんな市民サービス後退には反対しています。
 今回特に感じた理由に、結婚50周年という長い歩みをお祝いする一度しかない祝賀の場が、台風の影響でなくなってしまうご夫婦がいる一方で、祝うことのできるご夫婦がいるということは、不公平ではないかなということです。お祝いの品などは一緒かもしれません。それでもこの機会は二度と来ないのですから、やはりどのご夫婦にも同じ機会が与えられるべきだと思いました。この問題については今後の課題と位置づけ自分の中で検討していきたいと思います。

 敬老会も他の行事と同じように、地域によって特色があります。式典自体はそう変わらないのかもしれませんが、私がこれまで参加した敬老会の中でも中津校区は参加者と主催者との一体感が他にはないものがあります。なぜそう感じるのか考えた結果、大きな違いは会場にあるのではないかと思いました。
 たいていの校区が小学校の体育館で開催していますが、旧老人センターがある地域ではその施設を活用して行われており、中津校区では桑田町にあるシニアプラザいばらきで開催しています。高齢者のみなさんが普段から使っておられる場所でリラックスしながら余興を楽しめ、体育館ほど広くないのが親近感が持て楽しめる秘訣ではないかなと感じました。
 同時に、どの地域でもこのような施設があるべきだろうとも感じました。

 今回特に工夫されているなと感心したのが、民生委員児童委員の皆さんによる出し物です。ヒゲダンスで笑いを誘った後に出て来たのが下の写真にある「特殊サギ被害急増」の横断幕。

 この直前に市長の来賓挨拶でも言われていましたが、高齢者の被害は北摂で増えており、今年の茨木市の被害額は2億円に届きそうな勢いで増えているとのことでした。
 先週の文教常任委員会でも、特殊サギ被害防止啓発のための寄席を開催する補正予算についての議論があったところだったので、こういった形で費用をかけずに努力されている姿に感動しました。
 改めて私にできることもたくさんあるはずだと考えさせられました。

 もう一つ実感したのは、笑いが長生きの秘訣だということ。楽しい出し物と上手な司会進行で笑いが止まらない楽しい時間を過ごすことができ、近くに座っている方が喋りかけてくださるのですが、そこで初めて「なんや議員さんやんか」と気づいて驚かれるくらいみなさんと一緒に楽しむことができました。会場を後にする頃には気持ちがすっきり。これが長生きの秘訣かなと感じました。

 中津校区ではマイクロバスでの送迎もされていました。こういったことも年齢の高い方が増えるにつれてどこでも必要になるのではないかなと感じました。

 たった1日の中で多くのことを感じた敬老会参加でした。

2017年9月6日水曜日

9月議会開会~JR総持寺駅周辺に開設される駐輪場について質疑しました~

 本日から9月議会が始まりました。
私はJR総持寺駅の開業に伴い新設される自転車駐車場について「駐車場条例の一部改正」として提案されたので質疑しました。

 JR総持寺駅には、交番の向かい側、現在工事事務所になっている部分に南自転車駐車場が設置され、三島中学校のフェンス沿いに北自転車駐車場が新設されます。北駐車場はすべて電磁ラックが設置される予定です。

これで駅が開業した時に「置けなくて困る」ことはないのか?確認したところ、駅前広場のすぐそばにも民間の駐輪場が整備されるようで、需要予測に応えられるようにすすめているとのことでした。

これまでラックの駐輪場では、幅が狭くて止められないというご意見もあるので、今回の整備では子どもを乗せる電動自転車でも止められるものなのか確認もしています。整備されたのに使えないということのないようにとの思いで質疑しました。

 もう一つは整備する際には、単に駐輪場を作るだけでなく周辺環境の改善も合わせて行なわれるべきとの立場で、JR高架下の通路の改善についても要望しました。

この場所は自転車もバイクも歩行者も通行するため、地域の方からは何とか改善をと声が上がっている場所です。

市では、そのあたりの検討も行なったうえで、コンビニの前辺りに横断歩道を設置する方向で警察と協議しており、これが乱横断を防ぐ手段に少しでもなれば良いなと感じました。

しかし通路に関してはアーチ型で高さの問題もあるため、単に水路にふたをすれば問題が解決するとは考えておらず、歩行者専用道が三島中学校と線路の間、駅改札口に向けては整備されるので、その流れも見据えながら、今後の検討課題となりました。

 引き続き、地域のみなさんが利用して感じる改善の方策があればぜひお寄せいただき、住みやすい町にするために力を合わせたいと思います。