2017年9月29日金曜日

昨年度の国民健康保険料、本来は3万円引き下げられた!?


 9月議会が終わりました。
  
 9月は予算だけでなく昨年度の決算についても審査します。昨年度茨木市の決算は9億円の黒字を出しました。これだけあれば、市民が求めるサービスがもっと充実できるはず!

日本共産党はこんな立場で決算審査を行なっています。積立預金にあたる基金総額は実に200億円を超えました。


今回特にひどいと感じるのは国保会計。国保加入者数と医療費予測を大きく見積もることで、保険料設定を高くしています。そして黒字になったからと、本来保険料引き下げのためにと一般会計から入れるはずだったお金も入れないで引き上げているのです。


一人当たりの保険料に換算すると、過大見積もりで1万5千円、一般会計に引き上げた分で1万5千円。合わせて1人当たり3万円保険料を引き下げても、国保会計は困らなかったことを示しています。


「保険料が高くて払えない」「失業したので保険料が払えない」など大変な中、窓口で相談しながらなんとか納めている市民が多いのが現状です。国保加入者に大変な思いをさせて、市は黒字が出ても一円も加入者の保険料には還元しません。


本来社会保障であるはずの国民皆保険が、利益団体となっている実態にNo!の声を突きつける討論を、私大嶺さやかが行ないました。


来年度から大阪府で制度が統一されることで、茨木市では今より2万円は引き上げられる試算が出ています。

市民の払う税金は、自分のくらしに役立っていると感じる使い方を求めて、引き続き取組みます。