2017年9月18日月曜日

色々と考えた敬老会

 本日は庄栄校区と中津校区の敬老会へお邪魔しました。

 昨日も敬老会を予定されていた校区がたくさんありましたが、残念ながら台風の影響で中止になっています。昨日は風が強く、自転車に乗っていて転倒された方もいらっしゃるほどだったので、敬老会自体の中止の判断は安全第一で良かったと感じました。しかし今日、敬老会に出席する中で感じたのは、やはり金婚式は独自にお祝いすべきではないかなということです。

 茨木市では4年ほど前から、市全体で行っていた金婚祝賀会を取りやめ、地域の敬老会の場で行う形式に変更しました。もちろん日本共産党はこんな市民サービス後退には反対しています。
 今回特に感じた理由に、結婚50周年という長い歩みをお祝いする一度しかない祝賀の場が、台風の影響でなくなってしまうご夫婦がいる一方で、祝うことのできるご夫婦がいるということは、不公平ではないかなということです。お祝いの品などは一緒かもしれません。それでもこの機会は二度と来ないのですから、やはりどのご夫婦にも同じ機会が与えられるべきだと思いました。この問題については今後の課題と位置づけ自分の中で検討していきたいと思います。

 敬老会も他の行事と同じように、地域によって特色があります。式典自体はそう変わらないのかもしれませんが、私がこれまで参加した敬老会の中でも中津校区は参加者と主催者との一体感が他にはないものがあります。なぜそう感じるのか考えた結果、大きな違いは会場にあるのではないかと思いました。
 たいていの校区が小学校の体育館で開催していますが、旧老人センターがある地域ではその施設を活用して行われており、中津校区では桑田町にあるシニアプラザいばらきで開催しています。高齢者のみなさんが普段から使っておられる場所でリラックスしながら余興を楽しめ、体育館ほど広くないのが親近感が持て楽しめる秘訣ではないかなと感じました。
 同時に、どの地域でもこのような施設があるべきだろうとも感じました。

 今回特に工夫されているなと感心したのが、民生委員児童委員の皆さんによる出し物です。ヒゲダンスで笑いを誘った後に出て来たのが下の写真にある「特殊サギ被害急増」の横断幕。

 この直前に市長の来賓挨拶でも言われていましたが、高齢者の被害は北摂で増えており、今年の茨木市の被害額は2億円に届きそうな勢いで増えているとのことでした。
 先週の文教常任委員会でも、特殊サギ被害防止啓発のための寄席を開催する補正予算についての議論があったところだったので、こういった形で費用をかけずに努力されている姿に感動しました。
 改めて私にできることもたくさんあるはずだと考えさせられました。

 もう一つ実感したのは、笑いが長生きの秘訣だということ。楽しい出し物と上手な司会進行で笑いが止まらない楽しい時間を過ごすことができ、近くに座っている方が喋りかけてくださるのですが、そこで初めて「なんや議員さんやんか」と気づいて驚かれるくらいみなさんと一緒に楽しむことができました。会場を後にする頃には気持ちがすっきり。これが長生きの秘訣かなと感じました。

 中津校区ではマイクロバスでの送迎もされていました。こういったことも年齢の高い方が増えるにつれてどこでも必要になるのではないかなと感じました。

 たった1日の中で多くのことを感じた敬老会参加でした。