3月議会の冒頭、福岡市長の施政方針説明の中に、2019年度の重点政策の一つとして「課題解決に資する病院の誘致に向けた検討を始める」ことが表明されました。
茨木市は救急の市内搬送率が高くはなく、安心できる地域医療・救急医療体制の充実が課題となっています。市では地域医療の現状把握と課題抽出のための調査分析を行い、まずは市役所内部での病院誘致に向けた検討を始めることが表明されました。
ところが施政方針に続く各会派の代表質問に対する答弁の中で、病院誘致の場所については双葉町駐輪場・駐車場の場所で検討していることを福岡市長は明らかにしました。
市では昨年、野々宮地域の土地利用に際して病院誘致の検討が行われていましたが、病院側との協議は折り合いがつかず断念された経過があります。
市民が必要とする診療科を備え、安心して入院ができる設備の整った病院を誘致することができるのか、今後の市の検討過程を注視していく必要があります。
同時に候補地となっている双葉町の場所が、本当に病院を誘致するのに適切かどうかは市民のみなさんのご意見をこれから聞いていく必要があると考えます。
日本共産党はこれまで、双葉町駐輪場・駐車場の場所は消防空地を兼ねた防災空間として市民がくつろげる場所への整備を求めていました。西口の再整備計画の具体化が進む中、東口についてもきちんと議論をしていく必要があります。
なにより日頃利用されている市民のみなさんのご意見が大切です。私大嶺さやかにみなさんの思いをぜひお寄せください。