2022年6月26日日曜日

府が新型コロナウイルス専門家会議等で今後の対応決定

  大阪府はこの間、新型コロナウイルス感染症対策本部専門家会議や感染症対策協議会を開催し、「今後の医療・療養体制」「濃厚接触者の特定範囲や行動制限(自宅待機)及び待機期間「『オール医療』体制構築に向けた必要事項」について協議しました。これまで対応されてきたことを踏まえた文言の修正がほとんどですが、改めて、感染した場合の対応について掲載しておきます。

【入院の対象となる方】

 *原則65歳以上で発熱が続くなど中等症への移行が懸念される患者

 *中等症Ⅰ

 *中等症Ⅱ

 *重症化リスクのある患者で発熱が続くなど中等症への移行が懸念される患者

 *その他中等度以上の基礎疾患または合併症によって入院を必要とする者

【宿泊療養】

 *入院を要しない者は原則宿泊療養の対象とする(優先対象あり)

【自宅療養】

 *原則40歳未満で重症化リスクがなく、感染管理対策が可能な者

 上記の判断基準を知っておいた上で、家族が多い場合などには宿泊療養を希望し早めに隔離することで感染拡大が抑えられている事例があります。現在感染者はピークから大きく減少していますので、保健所に自分の希望を伝えることは大切だと考えます。

 濃厚接触者については、施設や事業所で感染が発生した場合にはそれぞれ運営者が特定しますが、それ以外は陽性となった方が自分の濃厚接触者を特定する仕組みとなっています。

 濃厚接触の定義は「患者と同居、あるいは長時間(1 時間以上)の接触(車内・航空機など)があった人」「手で触れることの出来る距離(目安として 1 メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで 15 分以上話しをした人」となっています。原則療養解除は8日目です。

 また何らかの症状がある場合の検査については、多くの医療機関が実施しており、比較的検査が受けやすい状況にあります。医療機関によっては発熱など疑う症状がある場合には診察と同時に検査を行う医療機関もありますが、そうではない医療機関もありますので受診した際には「検査をしたい」ことを伝えることは大切です。