2023年7月1日土曜日

加齢性難聴には丁寧な取組みが必要

  日本共産党はこの間、加齢性難聴に対する補聴器助成制度の実施を求めて、市民からの請願に対する紹介議員になったり積極的に議会で論戦を行い、毎年の予算要望では「高齢者の聞こえに対する実態調査の実施」を求めてきました。

 その成果もあり、現在改定作業を進めている高齢者保健福祉計画のアンケート実施に際して「聞こえの状態」に対する項目が追加され、このほど結果が審議会に示されました。

 自分の聞こえの状態が「普通」だと答えたのは、65歳~69歳で88.8%、70歳~74歳で85%ですが、75歳以上になると68.7%と急激に変化が現れます。ここには性別による差があり、75歳以上で言えば自分の聞こえ方が「普通」だと感じている女性は72.4%なのに対して男性は64.9%と、どの年代でも男性の方が低い割合となっています。

 聞こえの状態が良くない方に対して、補聴器の使用についても尋ねていますが、65歳~69歳で75.6%、70歳~74歳で77.1%、75歳以上では55.2%の方が補聴器を使用しておられません。

 聞こえづらいという自覚があっても補聴器を使用することへのハードルが高いことを感じました。

 補聴器を持っていない方に「持っていない理由」について尋ねた結果が下記のグラフです。


 今回のアンケート結果が示しているのは、単純に高額だから購入ができないという理由だけではなく、使用することによってどれだけ生活の質が改善されるのかがわからないことも、補聴器の使用が進まない理由だと茨木市における実態として認識しました。

FAX番号が変更になりました

 転居に伴いお知らせしている連絡先のうち、FAX番号が変更になりました。

 新しい番号は右に記載しています。

 ご相談やご意見など、連絡いただく場合は、右記の連絡先へお願いいたします。

 
 購入に対する助成制度だけでなく「聞こえの相談」が気軽にできる場所が必要だと感じます。

 引続き、この結果をもとに、高齢者の生活の質の改善につながる施策実施に取組みます。