2023年8月4日金曜日

福祉文化会館エレベーター故障中 修理完了は12月の予定

 施設を利用されご存じの方もいらっしゃると思いますが、福祉文化会館のエレベーターが7月8日と20日に立て続けに故障・停止しました。現在エレベーターが使えず、上層階へは階段を利用するしかない状態となっています。

貸館業務を担っている文化振興財団は、貸室予約者に対してこの事態を連絡した際に「もう閉館するので修理はしない」旨の説明をしたことから、大きな問題となっていました。

市では老朽化により部品の調達が困難であるという理由から、今後の対応をすぐに示せないでいましたが、7月28日に議員向けに「1台を12月完了予定で修繕する」ことが説明されました。

福祉文化会館は耐震の問題もあり、おにクルが開館した後、来年6月には閉館します。それまでしっかり活用できる状態を継続するのが市の努めのはずですが、今回の件で日常の管理や点検が適切に行われていたのか、もうすぐ閉める施設だからと必要な修繕を怠ってきた結果ではないかと感じざるを得ません。

市民が望んでいるのは「必要な対策を取らずに多額の黒字を生み出す市政」ではなく「市民サービスを問題なく継続しさらに充実する市政」です。日本共産党はこれまでから、公共施設は不具合が出てから修繕を行うのではなく、長期的視野で修繕計画を立てる長寿命化をしっかり行うことを求めてきました。市ではこの方向でさまざまな施設の長寿命化計画など策定していますが、閉館や使用期限を迎える施設についても最後まで問題なく使用ができる計画を持つっているのか、改めてチェックする必要があると感じています。多くの市民に影響を及ぼす事態が二度と起きない対策を求めて取組みます。