今年2月市議会での役割分担で、淀川右岸水防事務組合議会議員に選出され、3月の事務組合議会において常任委員長を務めることになりました。
常任委員長は、組合議会の運営を協議する常任委員会の議事進行を行い、毎年行っている国への要望書の作成会議の運営と提出が主な役割です。
今年の「淀川水系における治水事業促進について」と題する要望書では、水防団員の高齢化や定数が埋まらず欠員が出ている状況が続いている実態の改善策として一番に「水防団の体制強化と団員確保への支援」を要望しました。
9月19日に訪ねた国土交通省近畿地方整備局では、河川部長と淀川河川事務所長が応対してくださり、消防団との格差是正などが必要であることについて河川部長の問題意識を熱く語ってくださいました。私からは水防団活動に女性が参加するきっかけづくりとして、現在近畿地方整備局管内で活動する女性水防団員の交流会を開催することも一つの方策ではないかと提案させていただき、河川部長からは前向きに検討する旨の回答をいただきました。
10月3日に訪ねた国土交通省では、水管理・国土保全局長が応対してくださいました。要望書の内容をお伝えした後、局長からは消防団が水防の役割を兼ねている地域が多い中で、全国的に水防団として独自に活動している数少ない組織への敬意が表されました。改めて実際に過去に水害が起こったことにより作られた貴重な組織であり、将来にわたって維持する重要性を実感しました。