6月議会では、公共交通の充実を求める立場で質疑を行いました。
それというのも、今年度の予算の中で公共交通に関する項目が「ダムパークいばきたへの公共交通の確保」に831万円、「山間部における交通手段の確保に向けた勉強会の開催」に429万円と積極的に公共交通の充実を図ろうという姿勢が見られなかったからです。
考え方を変えることで移動手段を確保することは可能であると主張し、具体的な提案を行いました。
一つはバス路線の見直しについてです、
茨木市ではほとんどのバス路線が、阪急茨木市駅やJR茨木駅へたどり着く形で路線が作られています。しかし運転手不足などさまざまな問題が発生している中で維持が難しくなり、路線自体がなくなった地域がたくさんあります。こういったことの解消策として、例えば茨木市北部を担っている阪急バスの運行を、中河原にある阪急バス営業所を結節点にして、国道171号線を走る路線との連携で充実させることが可能ではないかと提案しました。山間部から下りてくるバスは営業所を終点にすれば運転手の負担も時間も軽減されます。ここで国道を走るバスに乗り継ぐことで、国道を走るバスの乗客数も増えます。
そして二つ目に乗り継ぎ券の発行を求めました。
これまで駅で別のバスに乗り継ぐ場合を想定した検討しかされていませんでしたが、上記のような路線の工夫を行うことで必要になるのは、同じバス会社の中で乗り継ぐ場合の乗り継ぎ券の発行です。
これらを具体的に伝え、これまでにこういった検討をしたことがあるのか確認しましたが、考えたことはなかったという答弁でした。