2020年3月22日日曜日

新年度予算についての 日本共産党の考え方

 日本共産党は市から提案された2020年度予算案について精査し、必要がないと考えるものについては削除を、昨年より減らされた予算については内容を確認し必要だと考えるものについては存続を求めて、予算の組替え動議を提出しました。

『市民会館の建替えに関連する予算』
 日本共産党は、市民会館の建替えは現在の場所を基本に、市の身の丈に合った規模と予算での整備を求めています。今議会の質疑においても、新たな施設の施工業者を決めたにもかかわらず、最終的に市役所周辺にいくらつぎ込むつもりかは明らかにしていません。場所の問題にしても、施設の内容にしても、広く市民的議論を行い決めることが、将来的に長く市民に愛される施設づくりにつながります。

『無駄な大型開発はやめよ』
 安威川ダム建設が必要ないことはこの間の災害でも明らかではないでしょうか。下流域での浸水被害を防ぐには抜本的な河川整備が必要だと具体的方策を示して主張し、市が行うダム周辺整備の中止・撤回を求めています。
 彩都開発も計画自体が赤字であり、山を削り企業誘致をすすめそこに補助金をつけるやり方は間違いであり、環境影響調査を行うこと、住民とのまちづくり協議会を設置することなどを求めています。

『こんな予算も必要ありません』 
 日本共産党は基金のうち「文化施設建設基金」については必要ないと削除を求めました。
 そしてすでに歴史的役割を終えた同和問題を人権施策の中心に置くことも改めるべきだと主張しています。

『国保料軽減』
 茨木市の国保料は府内5番目に高い!
 今年は保険料負担軽減にとどまらず、新型コロナウイルス関連で甚大な被害を受けている世帯などへの市独自の対策を行う費用は不可欠です。

『こんな予算は必要です』
~なかよしキャンプの継続~
 支援学級に在籍する生徒対象の、毎年恒例のキャンプの廃止が提案されたことを受けて「子どもの学びや活動の場を奪うな」と継続を求めました。

~重度重複障害者支援事業の充実~
 市が行ってきた事業が国の制度になり費用負担がなくなることを受けて、これまで使っていた予算で当事者・利用者が望む制度の充実をはかることを求めました。

~高齢者いきがいワーカーズの充実~

『他にもこんな提案行いました』
 今年秋頃実施予定の人権施策に関する市民意識調査では
「思想調査まがいの人権侵害調査ではなく、施策の充実を図るための調査にすること」

 産業振興アクションプランの見直しでは
「地域経済発展に大きく寄与する多数の小企業が利用できる制度の充実を図ること」

 公共施設予約システム導入は市民目線で使い勝手の良いものを