2020年3月8日日曜日

せめて休日だけでも小児科応急診療所の復活を

 3月4日の3月議会本会議で質疑を行い、市長が今年度の施政方針に掲げ、4月の市長選挙の公約にも掲げている救急病院の誘致について取り上げました。

 昨年3月議会で示された施政方針において、市長は阪急茨木市駅東口・双葉町駐輪場駐車場の場所に総合病院を誘致するための検討を行うことを表明していました。昨年9月議会でその検討状況を確認しましたが、何の回答もなかったため、今回、年度末までの検討状況について確認することにしました。しかし答弁は全く同じで「これまで2回検討会議を行ったが報告することはない」とのことでした。
 市長はこんな検討状態で4月の市長選挙に「小児夜間休日も対応の救急病院の誘致」を明言しています。

 私、大嶺さやかは、現在国で進めらている公的・公立病院の再編縮小の流れや、維新府政による地域医療構想で三島医療圏域では急性期病床が減らされ回復期病床しか増やされない現状において、いつどのように誘致するつもりなのか、具体的答弁を市長に求めましたが、回答はありませんでした。

 市民の暮らしは、いつできるかわからない救急医療体制を待てる状況ではありません。次の手立てが打たれるまでの間だけでも、現在の場所でせめて休日だけでも小児科の診療を行うことを求めました。
 これに対しては市長ではなく担当部署の責任者が「小児救急の必要性は感じており、どのように実現できるか検討している」と答えるのみで、今の茨木の子どもたちの命を守ろうという思いはどこからも感じることはできませんでした。

 摂津市では三島救命センターへ統合された後も、休日については小児科診療を継続しています。
 日本共産党は、現在の夜間休日診療所での小児科の夜間休日診療を復活することと合わせて、内科や歯科の医療機器の更新などを適切に行うよう求めて取組んでいます。