6月議会代表質問では、日本共産党の考える保育施策に基づいて、さまざまな観点から聞きました。茨木市は今年4月1日時点の待機児童はゼロであると発表しています。それが市民にとって安心できる保育施策になっているのか?
ぜひみなさんのご意見をお寄せください。
『待機児童478人⁉』
企業主導型保育園を利用している方や入所希望保育所を1カ所しか書いていない場合は国が把握する待機児童にはカウントされません。このからくりによって公表待機児童数はゼロですが、実際に保育園に入りたい方はたくさんいらっしゃいます。
兄弟同じ保育所に通いたいという当たり前の願いでさえ通らない状況が今の茨木市の保育の現状です。
『保育施設は足りている?』
茨木市では2歳児までの小規模保育施設が多数作られ、保護者は仕事に復帰するために空いている保育施設になんとか入所した後、2歳児を待たずに転園希望を出しても転園できず、毎年保育園探しに追われる家庭があります。
幼児になってから保育所に預けようとしても空きがなく、待機児童保育室での保育よりは幼稚園での集団保育を勧められ、保育所に行きたいのに行けない状況も生まれています。
『保育の質って何だろう?』
小規模保育施設ではワンフロアでの保育で、感染症が発生した場合に0歳児も含めた集団感染は、あっという間に園内全体に広がります。
市はこの状態でも「0~2歳児の子どもに適した保育の質が確保されている」と答えています。
日本共産党は歳児別の保育室があり途中で保育所探しをしなくても就学前まで安心して預けられる施設の拡充を求めています。
『公立幼稚園の3歳児保育を』
公立幼稚園がこども園化され、幼稚園に「入りたくても入れない」状態が生まれています。
また、乳幼児健診で発達課題を指摘され集団保育を勧められた保護者にとって、公立幼稚園はどこでも同等の教育を受けられるため選びやすい施設なのに入園がかないません。
日本共産党は保育所に行きたい人、幼稚園に行きたい人が希望通りの就学前施設を選べる市政をめざして取り組んでいます。