大阪府はこのほど、安威川ダムの本体工事完成時期を5月から8月に延期すると公表しました。
下図に示すように、ダムの機能を確保するための基礎処理工を、当初の想定以上の範囲で行う必要が生じたことが原因としています。
これらの情報は安威川流域、特に100年に一度の降雨による浸水想定区域に住まわれる住民は知っておくべき情報であり、広く周知するべきです。
日本共産党は今年度の予算要望書で、治水対策に対する提案を行っています。その内容を紹介いたします。
【日本共産党が要望している治水対策】
*安威川流域全体の治水対策については、府も市も、ダム建設優先の立場に固執することをやめ、流域の豪雨災害対策については、本川と支川をあわせた流域全体の耐越水堤防整備、河床修復、貯留施設整備、堆積土砂除去、斜面崩壊防止、低地内水氾濫地域の浸水解消へ雨水管整備等を求めるなど流域全体の治水対策の強化をすすめること。
*そのためにどのような河川管理上の課題があるかを住民の視点で明らかにして、住民が主体的に、河川整備の優先順序を議論し決定に関わる方向に転換すること。
*「ダム効用神話」が住民に浸透することを助長することは厳に慎み、洪水リスクについては流域住民にあらゆる機会を通じて懇切丁寧に周知すること。
みなさんのご意見もお気軽にお寄せください。