25日に大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開かれ、8月28日~9月27日までの対応について協議されました。
高齢者に要請されていた不要不急の外出自粛から「高齢者及び同居家族等日常的に接する方は、感染リスクが高い場所への外出・移動を控えること」に変更された以外はほとんど変わりません。
ただしこの要請については専門家から「弱い立場にある人だけが不遇な状況にある」「高齢者やその家族にのみ自粛を呼びかけることによる効果は限定的と思われる」などの意見が出されており「感染者の多い若年層は体調不良時に外出(出勤)を控える等の対応を引続き求めることが重要である」との意見も出されています。
また陽性者数が高止まりしている状況については「検査キャパシティの限界」「相対的に検査数も足りていない」と指摘しており、検査ができず陽性である方が市中にいる状態や、見える数字以上に陽性者がいる可能性について触れておられます。
小中学校では新学期がスタートしましたが、
これに伴って10代以下の感染者数が増加することを懸念する意見も相次ぎました。
8月3日から始まった「若年軽症者オンライン診療スキーム」の実績についても報告されており、15日~21日の若年軽症者無料検査センターの陽性率が36.6%(PCR 46.5%・抗原定性15.6%)となっています。医療がひっ迫している現状から、当面この制度は継続されます。20歳~49歳の軽症者が対象ですが、12歳~19歳も自己検査スキーム(抗原検査無償配布)の利用が可能です。医療機関に受診できない場合などにご利用ください。
現在大阪府が示している相談窓口・体制については下部に掲載しています。7月中旬以降、電話がつながりにくい時もあったようですが、状況に応じて回線数を増やし対応していることが会議で報告されています。
暑さが続いている中、熱中症の救急搬送などを懸念する専門家の意見も相次いでいます。体調に気をつけてお過ごしください。