2022年8月14日日曜日

新型コロナ 後遺症は一人で悩まず相談を

  大阪府では新型コロナ受診相談センター(06-7166-9911)において、後遺症に関する相談を受け付けています。7月末にこの1年ほどの後遺症相談の概要を公表しました。

 どのような症状を訴えておられるのかは裏面に詳細を添付していますが、倦怠感や咳、味覚・嗅覚障害などの症状以外にも実にさまざまな症状が発症していることがわかります。

 年代別に訴えておられる主な症状もまとめられており、多くの年代は1位「倦怠感」2位「咳」となっています。30代ではそれが逆になっていますが、2つの症状を訴えられる方の数はほとんど変わりません。10代以下では2位が「嗅覚障害」3位が「味覚障害」、60代の3位が「呼吸苦」、70代の3位が「味覚障害」、80代以上は2位が「咳」と「呼吸苦」が同数で3位が「頭痛」となっています。

 また療養種類別で相談される方の数字もまとめられており、多い順に「自宅療養」「宿泊療養」「入院」となっています。

 以上のことから、コロナは「単なる風邪」ではなく、全身症状を伴う病気であることがわかります。

 感染者が増えている中、多くの方が同様の症状でお悩みなのではないかと推察します。「療養解除」は他人に感染させないための目安であって、「治癒」したわけではないので、

元気になるまで医療を受けられることが必要です。

 一人で悩まず相談することで、次の治療やコロナ対策につなげることが必要です。