日本共産党は市民会館閉館後の新たな整備に際しては、当初「元の市民会館の場所での建替え」を費用の面から求めました。その後市役所の前に再整備をすることが決まった後は「肥大化した計画にせず市の身の丈に合った規模での整備」や「市民サービスは後退させずに充実をする方向での整備」を求め、その時々で市民のみなさんからいただくご意見も届けながら議論してきました。
26日におにクルの開館イベントが行われるにあたって、改めてこれまでの議論を振り返ります。
市民の意見をしっかり反映させること
ホールの音響や使い勝手については当初から多くの意見があり、設計前からより多くの市民意見を反映させることを求め、管理運営計画や条例策定の際にも市民が意見を言える機会を求めてきました。模型を市内公共施設に巡回させ意見を聞く取組みも質疑をした成果です。
多くの利用・にぎわいのために
立地特性を考えて、おにクルだけに人が集うのではなく、JRと阪急の間にある商店にも波及効果が及ぶにぎわいづくりのために、近隣商業者のみなさんとの連携をしっかり行うことや、市内どこからでもおにクル(市役所)に来れるバス路線網の充実などを求めました。またこれまで狭かった歩道を拡幅し安全・安心に利用ができる市役所周辺に変わったのも質疑の成果です。
こんなことも質疑しました
「施設運営は市直営で行うこと」を求めてきた結果、おにクルには「共創推進課」が置かれ、図書館・子育て支援・プラネタリウム・貸館・市民活動などさまざまな運営主体を束ねる責任は市が持つことになっています。
また条例を作った当初は、屋内子ども広場の付添が20歳以上でなければならなかったのを、未成年の保護者や兄弟でも可能なように条例改正させました。
細かいところで言えば…「バリアフリーで誰もが困難なく利用できる設計に」「カフェのメニューは誰もが利用しやすい値段帯となるよう検討を」「貸室はこれまでの利用実績や意見を踏まえて質と量の確保を」「利用料は値上げせず、低廉な料金設定を行うこと」「屋内子ども広場(もっくる)は有料にするのではなくお金の心配なく誰でも利用できるよう無料にすること」「母子手帳交付など土日祝にできる体制を」「プラネタリウム観覧料に市民料金を設定すること」「官製ワーキングプアを作らない仕組みを取り入れること」「今後の運営モニタリングには市民参加の仕組みを取り入れること」などいろんな観点から質疑してきました。
今後ご利用された時に気づいたことなど、引続きお気軽にご意見をお寄せください。