3月6日から8日までの3日間開かれた本会議は、めずらしく22名もの議員が予算質疑を行いました。その中で多くの議員が取り上げた項目には「災害対策」や「療育」があり、私、大嶺さやかも質問しました。
「災害対策」では能登半島地震を受けての地域防災計画の見直し予定を確認し、特に段ボールベッドなどの避難所で必要となる資材が確実に調達できるのか、道路が寸断されると人の移動も物資を届けることもできないことが今回の災害の教訓でもあるので、毎年大雨で土砂災害警戒態勢が必要となる茨木市では今一度道路寸断などの机上訓練を実施していただきたいことなど質問しました。
実際に石川県へ消防隊員を救助に派遣した経験を、今後の茨木市の災害対策にしっかり生かしていただきたいことも要望しました。
「療育」では、この3月廃園となる東雲幼稚園の跡地を療育施設として転用することを公表しているので、その検討状況を確認し、あけぼの学園のように幼稚園入園や就学に向けた力をつけるための児童発達支援を行う施設の増設を求めました。
しかし茨木市は「インクルージョン推進の観点からも、保育園等と障害児通所支援事業所との併行通園等により、障害の有無に関わらず、同年齢の児童と共に学び育っていただくことも重要であると考えますので、あけぼの学園のような施設の増設は考えておりません」と答えました。
日本共産党は、茨木市で育つすべての子どもが希望する就学前施設に通えてこそ実現するのが「障害の有無に関わらず共に学び育っていく」インクルージョンのメリットだと考えます。今のように保育所待機児童が多く希望の施設に通うことが困難な中では、就学に際して障害を持つお子さんが新たな困難に直面することが目に見えており、現時点では就学に際しての力をしっかりつけることを目的に療育が行われることが大切だと考えます。
みなさんのご意見もぜひお寄せください。