テレビで南スーダンのマラソン選手(国ができて最初のオリンピック選手)の話が再現された後の5歳の息子との会話から。
子どもの頃紛争で村を追われ奴隷となり難民としてアメリカに渡った事でマラソン選手になったという話を観終わって入浴後、息子がおもむろに「走ってたお兄さんのお話悲しかったなぁ」と話し始めた。
戦争はしたらあかんと思うこと、あんな事は起こってほしくないこと、パパとママもそう思うか?と問いかけてきた。同じ思いだよと伝えると「今は戦争ないの?」と聞くので「戦争してるところあるよ」と返した。
すると「いやや。戦争してほしくない!」と涙を流し始めたので「だからパパもママも戦争しないでって毎日言うてお仕事頑張ってるんだよ」と伝えた。
「戦争なんか今の時代にないよ。安心して」と言えたら良かったけど、現実は残念ながらそうではない。嘘をついて安心させお花畑くんにするよりも、厳しい現実に一緒に向き合って平和な世界に変えたいと一緒に考え行動できる人になってほしいという思いで話をした。
ウルトラマンのたたかいごっこが好きだけど、それは精神的な安心感があってこそ、平和でこそできることにも気づかされた。
5歳でもこれだけの意見表明ができることに驚きながら、その思いを実現するための行動にしっかり取組む大人であろう感じた会話となった。