3月議会文教常任委員会では「小中学校の外周塀について」質問しました。
2018年の大阪北部地震の際に、高槻市の小学校でブロック塀が倒壊し、登校中の児童がお亡くなりになりました。この事態を受けて茨木市でも全小中学校の外周塀について調査を行い、危険度が高い順に改修を進め、2022年度に完了しています。
翌2023年度からは地震の時の調査で安全と判断されたブロック塀についての改修工事が進められる中、今後の進捗や方向性について確認しました。
茨木市では外周塀の改修を行うにあたっては、国の「学校施設環境改善交付金」を活用できる範囲で改修を進めています。現状では年度初めに交付金申請を行い、年度末に国の意向が示されることから、3月議会に提案される年度末補正予算で具体的に内容が示されます。国の予算の組み方が変わらない限り同じような流れで改修計画が進み、ブロック塀を小中学校から完全に撤去できるのは、順調に推移して2027年度の予定であるとのことでした。
小中学校の外周塀は、もともとブロック塀と万年塀で構成されています。ブロック塀については完全に撤去しフェンスに切り替えられる予定ですが、万年塀については完全に撤去する方向ではなく、老朽化などで危険と判断された場合に改修されるそうです。
みなさんが気になった万年塀については遠慮なく学校や教育委員会に連絡してください。