茨木市では公共施設の貸室の利用料金を、その施設の維持管理費用を利用者に負担していただくことを基本にして、これまで改定を行ってきました。
おにクルができ多くの方が集い利用されるのは良いことですが、多くの方が利用すれば比例して、施設としての維持管理費用は当然上昇します。
公民館やコミュニティセンターのように、午前しか受付しておらず午後以降は利用する部屋に関連する部分しか電気代などはかかっていない施設と同様の考え方で良いのか?
疑問に感じ3月市議会本会議で質疑しました。
疑問を持つきっかけとなったのは、市南部のマンションにお住いの方からおにクルの南側壁面に設置されているアート作品が「朝まで電気がついているのが見えるので、電気代はどうなっているのだろう?と疑問に感じている」というご意見を伺ったことでした。
質問では「アート作品の電気代まで使用料算定に乗せられてはたまったものではないがどうなっているのか?」と聞きました。
市は「使用料の算定においては、おにクルで使用する電気代など水光熱費を含みます。なお、アート作品については深夜は停止しています」との答えが返ってきました。
アート作品は、NASAのデータをもとに、その日の宇宙の惑星の動きを光で表現しているものなのですが、デジタル技術に不具合が出た時に点灯し続けていることが数回あっただけで夜中は消えているとのことでした。
それにしても無料で利用する方が使われる水光熱費もひっくるめて算出根拠にすることで、貸室料金はおのずと他施設よりも高い設定になります。
日本共産党は他施設との公平性の観点から疑義を唱え、料金改定に際しては市民料金を設けるなど、市民福祉の向上のため低廉な料金で市内公共施設を利用できるよう料金算定の考え方を改める事を求めました。