2021年7月13日火曜日

接種券あっても予約ができない⁈

  茨木市は7月12日に、16歳から64歳の市民に新型コロナウイルスワクチンの接種券を送付しました。

 しかし、7月に供給されるワクチン量が希望していた量の2割未満しか供給されないことから、現在茨木市は、予約システムを通じた新規の予約を休止し予約済の方の接種のみが行われています。

 大阪府の資料によりますと、茨木市には7月末までに供給される見込みのワクチンを含めて188,430回分のワクチンが届く計画です。2回接種で94,215人分のワクチンが供給される見通しであり、途中廃棄せざるを得なかった分を差し引いても、4月5日時点で接種券を送付した65歳以上の市民70,991人のうち、接種を希望する方には行き届く計算にはなります。

 新規の予約は8月中旬に再開の予定としていますが、まずは実施状況を精査し、ワクチン不足で2回目が受けられない状態はないと判断できればすぐにでも予約を再開すべきです。

 国がオリンピックを強行するためにワクチン接種を無計画に前倒ししたことで、住民の足元では大きな混乱が生じています。

 政府は説明責任を果たすとともに、迅速に希望する国民のワクチン接種ができる手立てを構築することが求められます。