日本共産党は感染発生当初から、感染を拡げずに療養できる手段の確立を求め続けて、昨年初めにやっと「自宅療養者支援」の制度ができました。
当初は保健所で陽性者と判定された方や濃厚接触に特定された方向けに、生活応援パックや食糧支援パック、薬の受取りや買い物代行のサービスを行っていましたが、今では「自宅療養者支援センター」と組織を設けて、保健所のHER-SYSの情報を確認し、登録されている方に連絡しお困りごとなどの相談も受けています。この中から感染した場合の家庭ごみの個別収集も始められました(申込制)。
実態をつかむことで制度が改善・充実されることは良いことですが、感染者が増えた今年の初めには、業務が滞り、支援パックを届ける頃には療養が終わる~というような状況に陥っていました。
日本共産党は3月議会の代表質問で改めてこの問題を取り上げ、必要な時に人員をきちんと配置することや食糧支援などは要望を聞き改善を図ることを求めました。そこで明らかになったのは、利用者にアンケートを取っていること、その満足度が95%であることです。
それでも制度を知らない市民がいることは、相談活動の中で感じます。この制度は「感染したら何かもらえる」というものではなく、「感染を拡げないで療養するための制度」であることをきちんと理解してもらいながら、引続き制度の周知と利用を進めていきたいと考えています。