広報いばらき5月号で安威川ダムの放流についての情報が掲載されています。
大阪府によると安威川ダムは「洪水調節は人による操作を行わず、貯水位に応じて洪水吐きから自然に流れていく『自然調節方式』を採用して」おり「時間雨量80ミリ程度かつ日雨量250ミリ程度の大雨を想定した、ダムの下流域の洪水被害を防ぎます」としています。(しかし昨年8月にはすでに上音羽で時間雨量90mmを記録しています)
そのため大雨が予測される前や川底環境保全を目的に今後毎年十数回程度の放流が行われます。サイレンでお知らせさせるとはいえ水位が最大で1m増える放流もありこれまで以上に川に入って遊ぶことに危険が伴います。
日本共産党はダム建設に反対してきただけでなく治水対策を提案し完成後の危険性についても周知することなど訴えてきました。
この機会に日本共産党の治水対策についてご紹介させていただきます。みなさんのご意見もお聞かせください。
・安威川流域の豪雨災害対策については、本川と支川をあわせた流域全体の耐越水堤防整備、河床修復、貯留施設整備、堆積土砂除去、斜面崩壊防止、低地内水氾濫地域の浸水解消へ雨水管整備等を求めるなど流域全体の治水対策の強化をすすめる。そのためにどのような河川管理上の課題があるかを住民の視点で明らかにして、住民が主体的に、河川整備の優先順序を議論し決定に関わる方向に転換する。
・「ダム効用神話」が住民に浸透することを助長することは厳に慎み、洪水リスクについては流域住民にあらゆる機会を通じて懇切丁寧に周知する。
・ 支流を含む安威川流域のため池活用、計画中の雨水貯留施設を促進する。
・異常豪雨を想定し大幅な流量増加に耐えられるよう溢水防止対策の計画と整備を進める。
・ 河川での事故防止や不法投棄をなくすための啓発表示を橋梁に年次的に整備する。その際、水位計を同時に整備する。