1月22日に開催された茨木市議会市街地整備対策特別委員会が開かれ、阪急・JRの両駅西口再整備計画策定の進捗状況が説明されました。
阪急茨木市駅西口再整備は、昨年3月に市として超高層化する計画を断念し、ソシオ茨木建替え推進委員会に通知しました。その後市としての方向性を検討し、昨年秋に建替え委員会と権利者に対してその内容の説明会を開催しました。
内容は、市が茨木ビルと永代ビルの敷地を買取り「将来の更新性を確保し、商業機能の充実と魅力ある都市空間を創出する」「社寺などの歴史的資源や商店街とのつながりを見据え、回遊性を高めることで地域全体の魅力向上と活性化を目指す」ことを目標に整備を行うというものです。権利者にとっては土地が市のものになり自分たちは定期借地権設定となる内容でした。
説明会を受け権利者と建替え委員会での検討が行われ、12月に「市提案での合意形成を進めることは困難」という返事がありました。
今後はマンション建替え委員会が主体となり建替え事業をすすめることになりますが、市から提案のあった「将来の更新性」や「商業機能の充実」の考え方を取り入れ、駅前にふさわしい魅力ある都市空間となるよう市と協力して計画を立案していく考えが示されています。
茨木市では駅前再整備計画策定を行う「駅前周辺整備基本計画協議会」を行い、JRと阪急両駅の西口再整備計画を策定していく方向で、第1回目の協議会が1月26日に開催されています。
今後この協議会を中心に、駅前再整備の内容が市民に示され意見を聞く機会が設けられます。広報や市のホームページで開催案内が掲載され傍聴もできます。駅前を利用する多くのみなさんのご意見が反映される計画に、日本共産党も力を尽くします。