12月議会本会議では、都市計画の変更を予定している「玉櫛地区土地区画整理事業」について質疑しました。
私が感じる一番の問題点は、都市計画決定から50年も経つのに、必要な道路整備が完了しないまま、区画整理事業を終わらせようとしていることです。左図の左右に貫く上の線「阪急南茨木駅平田線」はその必要性を市も認めながら、区画整理事業の中では整備ができなかったとして、都市計画の変更を行うおうとしています。
今回の変更が阪急南茨木駅平田線の今後の整備にどう影響するのか確認したところ「市内の道路整備の優先順位を踏まえながら整備を検討する」との答えでした。都市計画道路の指定はあっても、半世紀以上一向に動きのない場所が市内には多く存在します。それらと同様にいつ整備できるかわからない道路へと認識を後退させるのではなく、市が決めた区画整理事業は責任をもって取組むことを求めました。
道路用地が一定確保されている場所もあるだけに、地域住民が知らない間に都市計画が変更されていたということのないよう、地元で再度説明会を開催するよう求めました。
しかし市は、広報やホームページで知らせた上で説明会を開いたとして後ろ向きな答弁を繰り返しました。
現在この問題に対する意見が提出できる期間です。ご意見のある方はぜひ意見書を提出してください。
理念を持ってまちづくりを進めることの大切さを、改めて実感した質疑となりました。
なお、区画整理事業の内容については、下記の市の説明資料をご覧ください。