大阪府は7月11日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を、15日に新型コロナウイルス感染症対策協議会を開催しました。
この間の感染拡大を受けて、高齢者施設での面会を原則自粛するなど、高齢者への感染を防ぐための手立てについて新しく対応を示しました。
さらに医療がひっ迫した場合に備えて、入院できる対象を「重症化リスクのある方」や「65歳以上」「軽症の方」を外し中等症以上にする方針に切り換えています。
上の図は、重症化リスクの少ない陽性者へ実施したアンケート(6月29日~7月8日回答分)です。ワクチン接種率が年代が上がるごとに高いことから、比例して接種済みの方の感染の割合が上がっているものと思われます。ここからわかることは、ワクチン接種をしたからと言って、感染しないとは言えないということです。その意味ではすべての人に感染対策が求められます。
しかし重症者(6月1日~30日)では、未接種(9人)、2回以下(2人)、3回(2人)で、死亡者は未接種(17人)、2回以下(6人)、3回(10人)となっていることから、重症化予防効果は期待されるとしています。
陽性者の85.5%が「発熱」し71.1%が「のどの痛み」の自覚症状があります。何らかの症状がある場合は迅速に医療機関を受診してください。