2020年8月16日日曜日

子どもも 保護者も 教職員も安心して通える環境整備・学校運営を

  新型コロナウイルス感染症が拡がる中、短い夏休みが終わり茨木市では2学期が始まります。SNSには保護者の、こんな状況の中で学校が始まることへの不安の声があふれています。

 日本共産党は緊急事態宣言後、学校再開にあたっての緊急提言を出しており、「教職員の大幅増員」「20人以下の少人数学級の実現」など、学校を国がすすめる新生活様式の対象外とするような、教室も教育内容も詰込み型の今の教育を緊急に改善するよう求めました。

 この提案の実現は国をはじめ首長や教育委員会の姿勢しだいですぐにでも実現できます。コロナ禍で実行すべきことを明らかにして提案する~それが政治を担う側の役割だと考えます。その立場で私、大嶺さやかは6月議会で提言をもとに、茨木市の小中学校の実態改善に力を尽くしました。

 そして2学期からトイレや施設の消毒作業を週2回程度業者が行うための補正予算を、先日市は専決しました。私、大嶺さやかも突然の休校措置から学校が再開した時に、消毒作業が教職員の負担となっている実態を取り上げ、教育や保育に専念できるよう消毒作業への人員配置を求めていました。少しでも改善される中で始まる新学期ですが、それでも感染の拡がりからたくさんのみなさんが不安に感じながら過ごさなくてはいけない状況です。さらなる改善に、引き続き取り組んでまいります。

 現在茨木市教育委員会では、感染の心配から自粛をされる児童生徒を欠席扱いしないことを明らかにしています。しかしコロナ禍で通常とは違う学校運営が行われる中、丁寧な対応ができていないのではないでしょうか。

 休校明けの分散登校では、少人数であったことで、不登校の子どもが登校できたり、教職員からは「子どもに目が行き届き指導ができた」という声も教育委員会には届いています。本気で少人数学級を行うことが、登校を自粛する子どもにも、不安を持ちながら登校する子どもにも、必要な教育が受けられるためと、感染リスクを抑えるための両面から必要な手立てです。

 日本共産党は「PCR検査を抜本的に拡充する」ことで、学校など集団感染リスクが大きいところへの迅速な対応を求めています。PCR検査は感染の実態を把握するためだけでなく、これ以上の感染拡大を抑えるための手立て構築のために活用すべきです。

 学校が始まることへの不安や心配、ご意見など、ぜひお気軽にお寄せください。


今、改めて教育基本法を

 我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
 我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
 ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。
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 そして教育の目的が第一条で謳われています。
 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 コロナ禍こそ法に則て教育を行うことが大切です。